コロナワクチン接種始まる
青葉店
2021/03/25
いよいよ日本でも新型コロナワクチンの集団接種が始まりました。
これは世界中で始まっている「対新型コロナウイルス」の国家をあげての大作戦です。
今回はこの高額なワクチンをみなさん無料で接種することができます。
これほどの国家プロジェクトは前代未聞な感じがしますが、実は過去にも経験があります。
それは、1960年代に世界中で流行したポリオ(小児麻痺)です。
このときは、アメリカ製のワクチンの輸入が不足し、国は急きょ、カナダ製のワクチンと、なんと当時冷戦中だったソ連と交渉し、ソ連製のワクチンの緊急輸入に踏み切ります。
日本製もなかったわけではないのですが、日本製は「不活性化ワクチン」と呼ばれるもので、「生ワクチン」ほど効果がでなかったようです。
生ワクチンはその名のとおり生きてます。生きたウイルスを体に取り込むため、不安もあったかと思いますが、
当時の厚生大臣が「責任は全て大臣がとる」と言って使用に踏み切ったのはあまりにも有名です。
(;゚Д゚)カッコイイ…
これにより、全国1300万人の子供に一斉にワクチンが接種され、見事に鎮静化しました。
※現在はポリオワクチンは不活性化ワクチンに戻されています。
その時の反省から、日本はワクチン研究へと大きく舵を切ります。
様々なワクチン接種が義務化され、日本は世界有数の長寿国へとのし上がっていくのです。
しかし、そんななか、ある問題が影を落としていきます。
薬や、ワクチンによる「副反応」です。
もっとも有名なところでは「子宮頚癌ワクチン」ですね。
子宮頚癌は、年に1万人が感染し、約3000人の女性が死亡していると言われています。
ただ、子宮頚癌は、治療法がありませんが、ワクチンでほぼ予防できる病気なのです。
国は、子宮頚癌ワクチン定期接種を2013年から勧奨したのですが、一部、運動障害の副反応が起きたため、訴訟問題にまで発展しました。
この訴訟はメディアで大きく報道され、国も補償や対策に乗り出すことになりました。
結果、国も接種勧奨をとりやめ、報道を見た国民の間にも
「無理して接種しなくても」
「病気になってから考えよう」
という気運が高まります。
日本の製薬会社もワクチン開発から続々と手をひき始めました。
では、
今、海外ではどうなっているかというと、
子宮頚癌ワクチンの使用で、世界の発症患者は9割減ったというデータがあり、根絶に近い国もあります。
(現在:オーストラリアでは男女とも8割近くが接種していますが、日本は今や接種率ほぼ0・・・)
日本では先ほど示した通りの罹患者、死亡者がでています。
そして、現在、世界的に流行した新型コロナウイルス。
ワクチンの存在しないこのウイルスは、たちまち世界中に広がりました。
各国で直ちにワクチン研究が進む中、かつてのワクチン大国はどこへやら、日本製はいまだに完成していない状況です。
あっという間に、ワクチン後進国になっていたのですね。(._.)シュン
いよいよ日本でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。
新型コロナウイルスにより、日本では既に9000人近く、世界では270万人が亡くなっています。これを食い止めるには集団接種による封じ込め作戦が有効とされています。
副反応は確かに無視できるものではありません。
「確率の問題じゃない」というのもごもっとも。
ワクチン接種がかなり進んでいるイスラエルでは、
ワクチン接種後に入院が必要になったのは100万人に対し20人。
この20人に入る心配と、感染・入院・死亡のリスクを考えれば、どちらがリスキーかは一目瞭然なのですが。
もちろん強制はできませんので、断ることも可能です。
とにもかくにも、はやく、日常を取り戻したいものですね。