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迷信と医学のあいだ

青葉店

2019/03/21

先日、NHKの「チコちゃんに叱られる」を観ていたところ衝撃の事実を知りました。

 

ひなまつりの歌の歌詞にある

「お内裏(だいり)様とお雛(ひな)様~♪ 二人並んですまし顔~♪」

この歌の表現は実は間違っていると言うものでした。

 

(; ゚Д゚) ナンデスッテ?!

 

「内裏」とは天皇いる場所のことだそうで、お内裏様は最上段の二人のことをさし、しかも、「おひな様」に至っては、ひな壇全員のことをさすらしいのです。

 

確かにひな人形って言ったらひな飾りにいる全員のことを言いますもんね~。

 

 

なんでも、この歌の作詞家が間違って作ってしまったものが、日本中に流行ってしまったのだとか。

 

 

正しく直せば「お殿様とお姫様~♪」なんでしょうね~・・・

どこかでだれか偉い人が、思い切って直せばいいのに

「今まで間違ってました!今日から歌詞替えますー!」と

 

 

このように、

私の子供のころそれが正解と思っていたものが、実はよく調べてみると、違ったなんてことあるものです。

 

 

学校給食で言われていた「三角食べ」。

ご飯(パン)→牛乳→おかず(野菜)→ごはん…と皿を交互に食べていく食べ方です。

 

子どもの頃は「健康に良い」「三角食べが正しいマナー」と言われ信じてきましたが、近年の栄養学の観点から見ると、実は三角食べは良し悪しあると言われています。

三角食べは、子供がひとつのものばかり食べ続けた結果、お腹いっぱいになって、野菜を丸々残したなんてことの無いように、それぞれの皿のものを少しずつ食べていけば、完食できなくても、まんべんなく栄養が摂れるという利点あります。

その一方、汁物などでご飯を流し込む行為は咀嚼行為(かむこと)が少なくなり唾液の分泌低下につながる可能性があると言われています(よくかむことで唾液分泌を促すからです)。

また、空腹時に、ご飯やパンなどの炭水化物を先に食べると、血糖値が一気に上昇し、インスリンが大量に分泌され、脂肪が体に付きやすくなります。血糖値の上昇をゆるやかにするためにはコース料理のように野菜(前菜)から食べ、魚、肉と順々に進み、炭水化物は最後に食べるのが良いと言われています(これをベジタブル・ファーストと言います)。

 

 

子どもの頃よく親に怒られていた「貧乏ゆすり

実は、この貧乏ゆすり、最近は「健康ゆすり」なんて言われているんですよ。欧米医学では「ジグリング」と呼ばれ、リハビリなどでも活用されています。

 

人間の体で一番筋肉量が多いのは太ももです。つまり太ももを動かすことは身体のエネルギーを消費するのに一番手っ取り早いのです。「ダイエットの一番の近道は太ももを動かすこと」なんて言われたりもしています。体を適度に振動させるダイエット器具が様々ありますよね。貧乏ゆすりは、まさにあれを自分でやっているわけです。

また、長時間座ったままの仕事、滞在、移動がもたらす「エコノミー症候群」。東日本大震災や熊本地震でも、車中泊を余儀なくされた方々に多く発症し、死亡者もでましたね。これは、長時間座り続けることで下半身の血流が悪くなり、血管内に血の塊(血栓)ができてしまうのが原因です。しかし、貧乏ゆすりは下半身の血流を改善し、血栓を予防すると期待されているのです。

 

ま、かといって、人前でするのはやはり行儀悪く見えてしましますので、屋外ではしないほうがいいですよ。

 

 

「『ため息つくと、幸せが逃げるよー」

なんて言われて注意されたことありませんか?

 

ため息は、これまた医学的にはいいものなのです。

ため息をつくと、呼吸が深くなり体内の酸素不足を解消、副交感神経の働きが活発になり、緊張をほぐすリラックス効果が生まれると言われているのです。

これは、昨年、日本でリメイクされた韓国ドラマ「グッド・ドクター」でも、主人公の新堂先生が「ため息の必要性」について語るシーンで登場したので記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。

 

 

2019年の今、正しいと思っていることが、30年後には覆ってるなんてこと

あるかもしれませんね。(´・ω・`)ネー

 

はい、そんな時はため息でリラ~ックス